派遣社員

安易に無期雇用派遣になるはやめとけ!メリットだけじゃなくデメリットも多いって話

無期雇用派遣のメリットとデメリット

派遣社員には雇用形態がいくつかあります。

数か月から最長3年までの契約期限があるものを「有期雇用派遣」、期限が定まっていないものを「無期雇用派遣」と言います。

期限がなく正社員みたいにずっと働けるので無期雇用派遣になるか検討しているけど、デメリットも多いって聞くしどうなの?

このように無期雇用派遣を迷っている人へ、メリットやデメリットを口コミも合わせながら比較紹介したいと思います。

一見、良さそうに思える無期雇用派遣。しっかりとデメリットを把握したうえで検討しましょう。

無期雇用派遣とは?どんなメリットがあるの?

無期雇用派遣は契約期間がない雇用形態のことです。

具体的にどういったメリットがあるのか見ていきましょう。

1. 収入が安定する

無期雇用派遣の最大のメリット・魅力は収入の安定化でしょう。

派遣社員という働き方は雇用期間が決まっているため、契約期間が切れたり、更新がされなかった場合、仕事がなくなり収入が途絶えてしまいます。

しかし、無期雇用派遣は派遣会社と派遣スタッフの間で期間を定めずに雇用契約を結ぶ形式なので、派遣先が決まっていない、また待機期間中も派遣会社から給料がもらえます。

2. 同じ職場で長く働くことができる

派遣社員には「同一の組織で3年以上勤務することができない」というルールがあります。

どんなに仕事で成果を上げようと最長で3年まで、それ以上はその職場に勤務することができません。

なので、仕事や人間関係に慣れてもいずれは職場を変わることが決められているのです。

しかし、 無期雇用派遣になると最長3年以上勤務できないルールから除外されるため、慣れた職場で勤め続けられる、スキルやキャリアアップがしやすいというメリットがあります。

3. 給料は時給ではなく月給制になる

派遣社員の給料は時給制です。

みなさんも1時間いくらで働いていますよね。時給制のデメリットは、休みが多いと給料が安くなること。

ゴールデンウィークや年末年始など連休が続いて仕事が休みになると、その分労働時間が減るので給料も減ります。

わたしも派遣社員だった頃は、休みばかり多くてお金がなくきつかったです。年末年始など休みがあってもお金がないので旅行など行けないんですよね。

それが月給制になるので休み関係なく収入が安定します。

4. 昇給制度や賞与制度がある

これはすべての派遣会社に当てはまるわけではありませんが、なかには昇給制度や賞与(ボーナス)が出るところもあります。

派遣社員って昇給やボーナスとは無縁ですからね。

ボーナス時期に正社員がうれしそうにしている姿を見て何度も羨ましいと思ったものです。

そういった喜びが得られるのも大きなメリットでしょう。

5. 研修や教育訓練が受けられる

無期雇用派遣を行う派遣会社には、「キャリア形成支援制度」を設けることが法律によって義務付けられています。

これによって派遣スタッフは、派遣会社から教育訓練や研修などを受けることができます。

ビジネスマナーやコミュニケーション、PCスキル研修など、スキルアップやキャリアアップに役立てることができるのでありがたいですね。

知っておいたほうが良い無期雇用派遣のデメリット

無期雇用派遣のメリットを見ると、とても良さそうですがデメリットもあります。

なかにはデメリットしかないからやめとけ!って声もあります。

こちらもしっかり把握しておきましょう。

1. 年収が下がる可能性がある

無期雇用派遣では給料が時給制から月給制になります。またボーナスもあるので年収はアップしそうですが、必ずそうとは限りません。

実際以下のような声があります。

一般派遣の時は時給1500円だったのが、 無期派遣になって1200円まで下がった。

年収でおよそ57万円の減。2ヶ月分以上の給料が減った計算。

他に仕事がないならともかく無期派遣にするメリットはなし。

無期雇用派遣になって交通費が付くようになりましたが、時給が50円減給になりました。

交通費を時給換算すると今までとほぼ同じではあるのですが、残業代などが50円マイナスになった時給にかかるのでトータル的にはマイナス。

給料に関しては無期雇用でどうなるのか事前に計算しておいたほうが良いですね。

このように無期雇用派遣になって月給やボーナス、その他手当てが付くからといって必ず今より年収が増えるわけではありません。

減給になるケースもあるので事前の確認が必要です。

2. 自由な働き方ができなくなる

派遣には自由な働き方ができるというメリットがあります。

また希望した職場に就くこともできますよね。

しかし、無期雇用派遣になると基本的に派遣会社が決めるため、これまでのようにすべて自分の思うような働き方はできなくなります。

無期雇用派遣は派遣会社に無期限で雇われる形になるため、働いていない期間も給料が支払われます。

そうすると派遣会社も働いていない人に給与を払い続けるわけにはいかないので、可能な限り派遣スタッフが就業している状態を作ろうとします。

そのため、自分が希望していない職場へと派遣されることもありますし、これまでのように自分のタイミングで長期休暇を取るといったこともできなくなります。

やたらと遠い勤務地に派遣になったという声も多く見受けられますし、とにかく派遣会社から言われるままに出向しなければならくなってしまいます。

3. 同じ職場でずっと働ける保証はない

無期雇用派遣になったからといってずっと同じ職場で働ける保証はありません。

確かに同じ職場で3年以上働くことはできますが、派遣先の業績や都合で切られるリスクはあります。

まぁ切られても派遣会社が他の企業を探してくれはしますが、一生同じ企業で働けると思っていたら間違いです。

派遣先の企業が派遣スタッフを受け入れている理由は、人手不足解消などで人材が欲しいけど自社の正社員にするほどのメリットがないからです。

「ずっとここで働き続けたかったから無期雇用を選んだのに!」と思っている人は、その保証がないことは覚えておきましょう。

4. 無期だろうが派遣であって正社員ではない

月給制やボーナスの支給で無期雇用派遣は正社員と同じと思う人もいるでしょう。

しかし、中身は全く違います。

年収だって正社員とはかなりの開きがありますし、働き口を派遣会社に決められる時点でいつまで経っても派遣です。

派遣先によっては無期雇用派遣のスタッフを直接雇用しているところもあります。

しかし、直接雇用になったからといって正社員になれるとは限らず、契約社員やアルバイトといった形式もあり得ます。

単に派遣元から派遣先に雇い主が変わるだけなので、正社員になるとはまた違うのです。

5. そもそも無期雇用派遣になるのは難しい

一般の派遣と違って誰でも無期雇用になれるわけではありません。

派遣会社はスタッフが待機期間中だろうが給料を支払う義務がありますから、それだけ働き口のある人を優先して採用します。

その際用のハードルは高く、大手派遣会社の選考基準は以下のようになっています。

  • アデコ:書類選考、適性検査(能力・性格・ストレス診断)、面接
  • テンプスタッフ:説明会、SPI、面接、最終選考
  • スタッフサービス:説明会、面接(エリアによって選考フローが異なる)
  • パソナ:一次(書類)選考、二次(適性検査)選考、三次(面接)選考、最終選考

年齢的にも若い世代の採用が多いため、40代~といった年代だと一次や書類選考すら通過するのは難しいかもしれません。

6. 業種によっては不安定に変わりはない

コロナウイルスの影響で飲食業や観光業などさまざまな業界がダメージを受けています。

となると、真っ先に影響を受けるのがアルバイトや派遣です。

リストラリスクは正社員より高く、やはり派遣は派遣であることに変わりはないのです。

無期雇用派遣への転換は慎重に、安定を求めるなら正社員へ

無期雇用派遣のメリットとデメリットを紹介しました。

契約期間を気にせず働けるのはメリットですが、それが必ずしも安定につながるわけではなく、仕事が見つからないことだってあるし、希望の職場に就けないこともあります。

また月給制になってボーナスがでるからといって現在の年収より高くなるとは限りませんし、正社員と比べるとまったく金額は違います。

安定するからといった理由だけで無期雇用派遣になるのは、少し注意が必要ですね。

まずはメリットとデメリットを自分に置き換えてみて、どちらが優位か考える必要があります。

自由な働き方をしたくてあえて派遣をしているなら別ですが、そうでないなら採用の難しい無期雇用になるのではなく正社員へ転職することに労力を使うも一つです。

もちろん簡単なことではありませんが、40代で未経験のわたしが正社員になれたのできっと大丈夫です。

安定を求めるなら正社員が間違いないです。諦めずに挑戦してみて下さい。